祖父からの手紙 昭和46年10月12日(ハガキ)
拝啓はがき着きました藤丸の発送案内も同時についたので四五日中に現写到着するものと思います。扨て去る九日夜半一時太平洋レミコンに働いていた昭二君が心臓発作で家人の知らぬ間に死亡して居り電報を受けて通夜に参列し翌日十日正午出棺夕方繰り上げ法要を営みました。佐代子達は訓子府出張中連絡がついたりで式に参列したが玲子達は不在のため参列出来なかったので本日自宅帰ってから電話で通報してやりました。本人は二三日前家族同伴で釧路方面に遊びに行って帰り前日も会社の友人達と飲食して来たとのことで本人は酒はあまり飲まなかったとの事であるが自分の憶測ではある程度飲んだものと察しられるのです。札幌から義則君も見えました。東京からは式に間に合はず和市君来るとの返電が来て居りました。昭治君の居所は北見市小泉町太平洋レミコン小泉町職員住宅鎌田節子となっております。尚房子の上京は北海道から女性二人の中の一人となって居るとの事です。特別慰労の意味も含まって居るのか知れません、以上お知らせまで 匆々
(表書き下部の追記)
先日帰宅後
拝借のコーモリ
郵送しましたが
到着して居る
事と思ひます。
by tupkamui
| 2017-12-18 18:58
| 湖の向こう、二つの山の見えるところ